「電動ベッドのメリット・デメリット」を分かりやすく解説します。

電動ベッドと一言にいっても、リクライニングに特化したものや、介護に使いやすく考えられたものなど、多種多様にあります。

まずは、ご自分に必要な電動ベッドとはどんなものか、また、電動ベッドで何ができて、どんなデメリットがあるのか、その特徴をよく知って、ご検討してみてください。

電動ベッドのメリット

1. 姿勢調整が自由にできる

  • 背上げ・脚上げがリモコンで簡単に調整可能。
  • 読書やテレビ鑑賞時に快適な姿勢が取れる。
  • 食事や水分補給の際にも便利。

2. 介護・看護に役立つ

  • 起き上がりや立ち上がりをサポートすることで介助者の負担を軽減。
  • 体位変換やおむつ交換がしやすい。
  • 長時間の寝たきりによる床ずれ防止にもつながる。

3. 睡眠の質向上

  • 脚を少し上げる「ゼロ・グラビティ」姿勢で血流が促進され、むくみやいびきの軽減効果。
  • 胃酸の逆流防止にも効果的。

4. 高齢者にも安心な設計

  • 手すりや安全装置のオプションがあり、転倒予防につながる。
  • モーター動作も静音性が高く、夜間も安心。

電動ベッドのデメリット

1. 価格が高い

  • 一般的なベッドに比べて高価(10万~30万円以上が相場)。
  • 高機能タイプや介護認定対象外だと自己負担が大きくなる。

2. 重くて場所をとる

  • モーターやフレームが組み込まれているため、大型で重量がある。
  • 引越しや模様替えの際の移動が大変。

3. 故障やメンテナンスが必要

  • 電動部分が故障すると使えなくなる。
  • 長期間使用にはモーターやリモコンの定期点検・交換が必要。

4. 電源が必要

  • 停電時は操作できなくなるリスク。
  • コンセントの位置やコードの取り回しにも注意が必要。

こんな人におすすめ

利用者タイプ利用シーン理由
高齢者・介護が必要な方寝起き・介護補助起き上がり・立ち上がりサポートで安全性向上
デスクワークが多い人足のむくみケア足を上げてリラックス姿勢がとれる
胃弱・いびきが気になる方就寝時背もたれを少し上げることで症状緩和が期待

結論:電動ベッドは“快適性+介護”を求める人に最適

「生活の質(QOL)を高めたい」「将来の介護も見越しておきたい」という方には、電動ベッドは非常に有効です。ただし、費用や設置スペース、電源確保といった点は事前にしっかり検討しましょう。

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