電動ベッドのマットレス選び:硬さ・素材・厚みの正解

電動ベッドの導入を検討する際、意外と見落としがちなのが「マットレス選び」です。

「今のマットレスをそのまま使えばいいのでは?」と思われがちですが、実は普通のマットレスを電動ベッドに載せると、故障の原因になったり、寝心地を大きく損なったりすることがあります。

今回は、電動ベッド用マットレスの「硬さ・素材・厚み」の正解を、初心者の方にも分かりやすく解説します。

1. なぜ「専用」や「対応品」が必要なの?

電動ベッドは背上げや足上げをする際、マットレスが「折れ曲がる」必要があります。

  • 普通のマットレス: 曲がることを想定していないため、中材が折れたり、ベッドの動きに追従せず浮き上がったりします。
  • 電動ベッド用: 柔軟性に優れ、ベッドの曲線にぴったりフィットするように設計されています。

2. マットレス選びの「3つの正解」

失敗しないための基準は、「厚み・素材・硬さ」のバランスです。

① 厚みの正解:12cm〜15cm

電動ベッドにおいて、厚みは非常に重要です。

  • 厚すぎ(18cm以上): マットレスが硬すぎて曲がりにくく、モーターに負荷がかかります。
  • 薄すぎ(10cm以下): 背上げをした時に、底つき感(お尻にフレームが当たる感覚)が出やすくなります。
  • ベスト: 12cm〜15cm程度のものを選ぶと、クッション性と曲がりやすさを両立できます。

② 素材の正解:ウレタンまたは専用ポケットコイル

素材によって、寝返りのしやすさやフィット感が変わります。

素材特徴電動ベッドとの相性
ウレタン軽くて柔軟性が高い。体圧分散に優れる。◎ 最高(最も一般的)
ラテックスゴムの弾力で寝返りしやすい。耐久性が高い。○ 良好
ポケットコイル通気性が良く、適度な反発力。△ 注意(電動対応品のみ可)
ボンネルコイル硬すぎて曲がらない。× 不可

【注意ポイント】

最近は「電動ベッド対応」のポケットコイルも増えていますが、連結されているタイプ(ボンネルコイル)は絶対にNGです。

③ 硬さの正解:やや硬め(中等度)

「柔らかいほうが曲がりやすそう」と思われがちですが、実は「やや硬め」が理想です。

背上げをした際、柔らかすぎると体が沈み込みすぎてしまい、呼吸が苦しくなったり、姿勢が崩れたりすることがあるためです。


3. 失敗しないための「最終チェックリスト」

購入前に、以下の3項目を必ず確認してください。

  1. 「電動ベッド対応」の表記があるか?
    • これが一番確実です。メーカー保証の対象外にならないためにも必須です。
  2. ベッドのサイズ(幅・長さ)と合っているか?
    • 電動ベッドはメーカーごとに微妙にサイズが異なる場合があります(特に介護用)。
  3. カバーの脱着・洗濯は可能か?
    • 電動ベッドは長く使うものです。清潔に保てるよう、カバーが洗えるタイプを選びましょう。

まとめ:心地よい眠りのために

電動ベッドの良さを最大限に引き出すのは、その上で使うマットレスです。

「厚さ15cm前後の、しっかりしたウレタン素材」を基準に選ぶと、失敗が少なくなりますよ。

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